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数千万円の特別背任事件で、執行猶予を獲得。

  • cases807
  • 2023年10月16日更新
男性
  • 男性
  • ■犯罪行為 特別背任
  • ■罪名 会社法違反
  • ■解決結果 懲役3年 執行猶予5年

事件発生の経緯

Aさんは、共犯者と共謀し、勤務先で架空発注を繰り返し、会社に数千万円の被害を与えた。
後日、勤務先の調査により発覚し、逮捕されるに至った。

ご相談~解決の流れ

Aさんからは、勤務先における調査段階の対応からご依頼いただきました。
基本的には、認めるところは認め、被害全額を弁償する方向で、勤務先と交渉を続けていきました。
もっとも、捜査段階では、なかなか示談に応じてもらえませんでした。
しかし、裁判になった後も諦めることなく粘り強く示談交渉を続けた結果、公判が終わるまでに、示談を成立させることができました。
判決では、数千万円の特別背任事件であるにもかかわらず、執行猶予を獲得でき、いきなり刑務所に入ることを回避することができました。

解決のポイント

まず、刑事事件の対象とされていた被害金額については、全額被害弁償することができました。
加えて、刑事事件の対象になっていないものの、被害者である勤務先が主張していた被害金額についても、被害弁償しました。
その結果、被害者との間で、被害者の刑事処分に対する意向について、厳罰を求める姿勢ではなく、一定程度Aさんに配慮した内容が記載された示談書を締結することができました。
これに加えて、もしAさんが、執行猶予になった場合には、具体的にどう更生していくのかについて、Aさんが犯行に及んでしまった原因から掘り下げて、裁判官に説明しました。
このように、最後まで諦めずに、被害者に誠実な対応jをした結果示談を締結できたこと、執行猶予になった場合の具体的なイメージを、裁判官に持ってもらえたことが、良い結果に繋がったと考えています。

全国の各オフィスから寄せられた解決事例をご紹介しております。(※ベリーベスト法律事務所全体の解決事例となっています)

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